










|
学士入学者も正規学生であり、卒業すれば学部新卒として就職することができる。
しかし、学士入学者の就職活動において一番の障害は「年齢」である。
学士入学者がたとえ22歳で大学に入学し、卒業に2年かかったとすると卒業時には24歳に
なっている。
学士入学する人の大部分は、浪人、留年、大学院卒、社会人経験等々、世間一般で言われ
る年齢制限の上限の24歳よりも上の可能性が高い。
その場合、就職活動において年齢という障害をいかにして乗り越えるかということが重要
になってくる。
募集要項に年齢制限が書いてある企業に関しては応募しても採用される可能性はないと言
える。社会的な評判を考慮し、書いていない企業に関しても、実際には年齢制限がある場
合が多い。実際のところは直接企業に聞いてみるのがいいのだが、学生が聞いても正確な
答えが返ってくるとは限らない。聞かなくても分かる方法は、学科の就職相談室に来る求
人票を見ることである。その求人票には年齢制限の項目があるので、企業が正直に回答し
ているはずである。
学士入学者は普通の学生よりも就職においては不利である。そのため、利用できるものは
全て利用するという方法で就職活動をするべきだ。リクナビや毎日就職ナビなどを利用し
た自由応募で荒波にもまれるという方法は社会勉強としてお勧めであるが、私の経験上、
就職するための手段としては最も無駄な行為である。
利用できる主なものは以下の通り。
@学科推薦
A就職エージェント会社
B縁故
学科推薦は、所属している学科に来る推薦枠であり、理学部、工学部生の特権と言ってよ
い制度である。この制度を使えば、自由応募ではまず受からないような名門企業でも敷居
が非常に低くなり、採用されやすくなる。就職担当教員は、自分の学科の学生を全て就職
させるという義務があるので、学士入学者も例外なく就職先を斡旋してくれる。この制度
は併願ができず、採用されたら入社しなければならない。
就職エージェント会社は、リクルートエージェントなどの転職エージェントの新卒版であ
る。学生に企業を紹介し、学生が採用されると企業からエージェントに成功報酬が支払わ
れるという仕組みである。学生は無料で利用でき、一般には公開されていない求人と出会
えるという利点がある。基本的に自由応募のため併願ができるという利点がある。しかし
ながら、営利であるため就職させやすい学生に多くの求人を紹介することもあり、学士入
学者に不利な面もある。
縁故は就職できないときの最後の手段として利用する。学士入学する前の大学の教授に就
職活動をしていることを伝えておき、「いい話があれば紹介してください」と一言言って
おくとよい。ただし、縁故採用の場合も採用されたら入社が基本である。
|
|
|